院長挨拶

院長:多田敦彦
「地方独立行政法人 府中市病院機構 府中市民病院」は2012年4月に産声をあげ、皆様方のご支援に包まれながら、日々精進しております。厚く御礼申し上げます。

府中市民病院
【府中市民病院の現状について】

 新型コロナウイルス感染症はウイルスの変異のたびに流行の波を繰り返しています。府中市民病院では、中山博之副院長を中心として新型コロナ対策に取り組みつつ通常医療を地域の皆様に可能な限り提供できるように努力しています。新型コロナとの戦いは思っていた以上の長期戦になりそうです。しかし、職員一同、力を合わせて粘り強くがんばります。
 ところで、府中市民病院は、2016年には全面建て替えした新病院が完成し、数々の新しい医療機器が導入され、ハード面で大きく飛躍しました。最近の数年は内容面でさらに大きく飛躍しつつあります。
医局では多くの先生方が赴任され各診療科が一層充実しました。2019年には、麻酔・救急科:宮庄浩司先生、整形外科:小川健一先生、婦人科:牧野郁子先生、内科:泉 俊博先生、2020年には、耳鼻科:佐々木 淳先生、内科:古川正愛先生、2021年には、外科:和久利彦先生、外科:中井 肇先生、2022年には、泌尿器科:岸 幹雄先生が赴任されました。また、2020年からは内科専門医を目指す専攻医の若い先生方が、岡山大学、中国中央病院などから6ヵ月間あるいは12ヵ月間の研修に来られるようになりました。看護部では、大病院の看護部長職経験があり病院機能評価サーベイヤーでもある池庄司和子氏が2020年に看護部長代理兼プロジェクトマネージャーとして赴任し、看護部および職種横断的機能(医療安全、暴力対策、患者満足度向上、教育など)の改善・強化に取り組んでいます。事務局では、経験豊富な八幡憲和氏が2021年に事務長に就任しソフトな物腰ながら病院の裏方としてしっかり病院を支えてくれています。また、各職場には、経験豊富な中堅のあるいは将来性豊かなルーキーのスタッフが新たに数多く加わっています。
府中市民病院は、新しくなったハードと豊富になった陣容で次にあげる七つの目標に向かって進んでいきます。できることから、一歩一歩、少しずつ、しかし、たゆむことなく力強く確実に前進していきます。「猪突猛進」ではなく「ちょっとずつ猛進」でがんばりますので、皆様の御支援御鞭撻をよろしくお願いいたします。

【府中市民病院が進む目標】

1,救急医療を含むプライマリーケア、手術などの急性期医療からリハビリテーションなどの回復期医療、
  慢性期医療、在宅医療、予防医療までの幅広い医療を提供できる病院
2,救急医療、整形外科医療、甲状腺外科医療、女性医療、など特色のある専門医療を提供できる病院
3,「ささやかな感動」を提供できる病院
  ほっとする、ほのぼのする、ちょっとしたサプライズ、微笑ましいユーモア
  はっとした気づき、ふーんなるほどという知識と知恵を提供したいと考えています
4,地域づくりに貢献できる病院
  地域に住むすべての住民が、少しでも幸せに暮らせるように、健康寿命が長くなるように地域の
  医療機関、介護・福祉施設、住民活動、行政と連携して、病気の治療・介護、病気の予防、健康
  増進を実践します
5,ひとりひとりの人生に寄り添い支える医療を提供できる病院
  今、課題となっている病気だけでなく、隠れている病気や将来かかりそうな病気、そのひとの生活背景
  への心配りができる全人的医療を目指します
6,働きやすく、やりがいがあり、ひとりひとりが成長できる職場環境の病院
7,やりたい医療を継続できる経営が健全な病院

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